Prince Poker & Explorer Life

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ハンドレビューWeek2 A♠9♠8♣ BBvsBU3betpot

こんにちは!

今日は

A♠9♠8♣ BBvsBU3betpot です。

 

AAある版、ない版を今日はひとまとめに書きたいと思います。

 

プリフロップ

今日のBB3betレンジはこちら

 

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全体の14%で3bet

SBに比べると広いレンジで低頻度で3betしています。

4betされたくないA9oやA8oは10-20%程度。

代わりにK2s-K8s,Q2s-Q8sあたりは20%前後でレンジに組み込まれています。

BBはcallも多くなるためこういったポラライズレンジを多めに含んだ構成です。

ソリューションによってどのハンドを組み込むのか?というのは変わると思いますが

考え方自体は同じだと思います。

 

BUのcallレンジはこちら

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今回もAAが90%コールレンジに組み込まれキャップされないようになっています。

(実際の相手はほぼないでしょう)

ポラライズされているレンジに対してIPでプレーしたいAQ-A9s,KQ-K9sは100%call

EQをすべて活かしたいTT+は4betが多くなります。

vs SB3betcallに比べてマージナルなハンドのcallが大きく増えています。

 

 

フロップ

SB

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0.3x→6.8%

0.5x→4.5%

0.75x→6.1% 

check→82.5%

昨日のSB vs BU 同様、多くのハンドでcheckしています。

 

ベット内訳は

バリューは主にAA以外のセットの40%程度、強Aの50%程度、98sの60%程度

 ブラフでFD、ガット、バックドア+ガットそれぞれ20%程度。

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distributionを見ても同じような傾向が見て取れます。

そのため考え方自体は昨日のSBvsBUと共通している部分が多いと思います。

 

BU( vs check)

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0.3x→9.5%

0.5x→15.9%

0.75x→19.1% 

check→55.5%

45%程度betしていて、

ベット内訳は

バリューは主にセットのほとんど、強Aの50%程度、2pairのほとんど

 ブラフでFD、ガット、バックドア+ガット、Ks,Qs、JsのKQo,KJo、22-77

SBよりもBBがワイドになった分BUのベットレンジも広がっています。

弱AはBBがAxの多くをcheckに回していることからcheckバックして強いチェックレンジとして残されています。

 

SB( vs 0.3xbet)

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75%raise→6.9%

25%raise→3.4%

call→60.3%

fold→29.3%

ブラフ3betに使われていたKx,Qx,Jxは素直にfold。

x/rするところはバリューで99,88,98s,A9,AKなど。

ブラフでT9,T8、Js9oなどのセットブロッカー、FDなど

callは主にA、TT-KK、またK8ssも強力ですがcallに回しています。

K8ssはx/rしてしまうとhit分のエクイティがあいての強いレンジに対してはあまり意味が無くなってしまうからだと思われます。(ロバスト+非ロバストなカード)

 

 

BU( vs 0.75xbet)

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0.75xraise→0.9%

0.25xraise→5.7%

call→49.4%

chech→44.0%

 

お互いのレンジがある程度拮抗しているため大きいサイズのraiseはほぼ使わず。

raiseするところは99,88,98s,A8,弱Aなど

トップセット、トップ2はほぼraiseせずターンのトップレンジに回しています。

ブラフレンジは98s,T8s程度。

 

 

Turn (Flop x/x)

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AKがBB側にのみ存在しているため、AがBBにとってとても良いカードになります。

 

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一方BU側は♠全般が悪いカードになっています。

これはKhi,QhiフラッシュのコンボがBB側に多くあるためです。

AxKx,QxのコンボがBBにそもそも多いためBUのEQは改善せず、またプリフロップのdistribution通りターンを迎えているためラグ全般も依然としてBBに有利なカードになります。

 

Turn (Flop x/0.3xb/c)

BBdonk

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Aが落ちた場合には40%強donk bet が推奨されています。

donk range は下記。

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AK,AQが主なバリューとなりそこに守られてKhiやFD、セミバリューとしてKKなどもbetしています。

基本的にはcheckがベターですね。

 

BU

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BUは多くのカードでbetを継続します。

かつ、bet sizeも0.5x以上のサイズを多く使っています。

しかし、♠が落ちた場合は0.3xを多用していることが分かります。(前述)

 

bet sizeが大きくなるのはBU側のrange がポラライズされているからです。

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BU側には全体的にEQの高いハンド群(セット、強いAなど)と低いハンド群(FD、small pair、Khi,Qhi)に2分されています。

そのため大きなbet sizeを用いてポラライズしたレンジでのbetが推奨されています。

 

River((Flop x/0.3xb/c ,Turn 3♣ x/0.75xbet/c)

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 基本的にお互いのEQの構造は変わらないため、依然としてポラライズしたレンジでAIをしていきます。

♠の場合はフラッシュでAI、AQ等の強Aでcheck

♠以外の場合はスモールペアの多くがcheckに回り、代わりにAQがAIになっています。

(2pair以上のメイドハンドはすべてバリューAI)

 

もう少し考察すべきなんですが、今日はこんなところで!

ciao!!