Prince Poker & Explorer Life

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ハンドレビューWeek1 A♠9♠8♣ SB vs BU 3betpot

こんばんは!

今週のボードは  A♠9♠8♣

こちらをいろんなシチュエーションで検証していきます。

今日は SB vs BU 3betpot

 

プリフロップ

SBの3bet range 14.6%

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全体的にリニアな構成。

K8-K5s,KTo,QToなどは頻度によりますが実践であまり反映できてないな、と反省。

(レーキもあるので入れなくてもそこまで大差ないとは思いますが)

 

BUのcall range 6.82%

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注目すべきはトラップにAAをcall rangeに残しています。(100%ではない)

 

それではフロップに参りましょう。

 

フロップ

SB

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SBのTotal Cbet頻度は9.3%で、そのうち33%betでは6.7%程度打つくらいです。

(Sizeは75,50,33を使用)

打つrangeはAKA9,A8などのメイドハンド、QTsのわずかなドローです。

 

すでにここまでで自分のプレーラインと比較して、明らかにCbetヘビーになっていたなと反省。

 

BU(vs check)

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SBのチェックに対して、40%程度でBetしています。

弱Aはチェックに回して

バリューでset、Top2はほぼbet,強Aは半分程度Bet,

ブラフで22-66のスモールペア、FDの一部,ガットでBetします。

8,7周りのhitガットなどで特に75%sizeを使用しています。

 

個人的にはスモールペア全般のbetがパッシブ寄りだったこと。

大きなbetsizeの頻度が少なすぎた部分が反省点。

 

BU(vs 33%Cbet)

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75%raise→1.42%、25%raise→17.3%、call→49.5%、fold→31.8%

割と広いrangeで安めのraiseを返しています。

バリュー候補でAx全般,set,2Pair

セミブラフ、セミバリューで9周り、8周りのセットブロッカー、

エクイティリアライズが難しい22-77を低頻度で、となっています。

 

Equity distribution(オレンジがBU)

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レンジ全体ではSBのほうがEqが高いものの、セットコンボ、2pairコンボがほぼ同数。

これはBUのcallにAAが多く含まれているため。(次に記事はAA0%で計算しています。)

そのためそもそもプリフロップのレンジが狭いBU側のほうがナッツ級の割合が高くなっている。その分ナッツアドバンテージがBU側に存在している。

そのためSBはOOPであることもあり多くのハンドでcheckして相手のレンジ全体に対して高いEqを保つと考えられる。

BUは逆にそのトップレンジの優位性を利用して33%Cbetに対して広めにraiseできると言える。

 

 

で。Raiseした後どうすんの??問題

に直面します。

small raiseに対するSBレンジ

(見やすくしていますがどれもコンボ数はとても少ないです)

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弱いA、Kハイを降ろせ、ほかのレンジがターンへ向かいます。

 

ターンのBU

Kハイ、A4以下を降ろせているので、当然その周りのターンが落ちれば非常に有利になり、Bet。AはSBのAxをより強くするためcheck、ほかのカードでは広くbetしている。

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実戦から考える

さて、実戦ではこのボードでのCbet率はレギュラー含めて多すぎる傾向があると思われます。(~50NLz)

なので、まずは下記のように①Ax全般で33%Cbetを打つ相手②全レンジ33%bet打つ相手を想定してnodelockを掛けました。

(おそらくA以外のKハイなども多くbetしてきていると思いますが)

SB ①Ax全般で33%Cbetを打つ相手

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Axすべて33%bet rangeに追加すると全体で45%の頻度でbet。

 

BU vs ①Ax全般で33%Cbetを打つ相手

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25%raise→24.2%、call→32.3%、fold→43.4%

変わる点としては、22-77のほとんどをfold。A2-A5をcallが減りfold or raise

そこまで大きな変化はない模様。

 

 

SB ②全レンジ33%bet打つ相手

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100%の頻度で33%bet

 

BU vs ②全レンジ33%bet

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75%raise→2.32%、25%raise→36.4%、call→37.3%

25%raiseが倍近くに増えます。

バリューのセット、2ペアはほぼraise

また、callに回っていたAJ+もraiseの比率が上昇。

それに伴いブラフとしてQT,QJなど2over+ドロー、22-77もraiseすることができるようになっています。

このバランスでのBUのEVは10.98

この戦略を簡易化できるかやってみましょう。

 

と、思いましたがうまいことするのが無理でした。

実戦ではAJ+、22-77のレイズを増やすことを意識すればある程度アジャストになるのでは?と思います。

 

 

さて、今日のところはこんな感じ。

 

このペースで明日も書けるかは分かりません!w

 

Ciao!!